NYCハーフ完走者データにみるアメリカのマラソン事情

米国女性はハーフマラソンがお気に入り

NYCハーフ完走者データ

2017年大会の完走者データが公開されています。

完走者は19,392人。男子9,513人に対して女子9,879人。今年も女子の方が多く完走しています
完走者男女比

年齢別では20代女性が多め

年代別完走者男女比
年代別完走者男女比

アメリカではハーフ大会が人気

NYCハーフに限らず、アメリカではマラソン完走者は男性よりも女性の方が多い傾向にあります。
2015年のデータによると男子730万人に対して女子は970万人が完走しています。

米国マラソン完走者性別比
米国マラソン完走者性別比 出典:Running USA Runner Demographics
全体では2013年をピークに現象している傾向も見られます

特にハーフマラソン完走者には女性のほうが多い傾向です。
女子にハーフマラソンが人気の理由は、女性限定ハーフ大会が多いことや、フルは無理でもハーフならチャレンジできるといった理由があるようです。

男子 女子
half-marathon 39% 61%
marathon 56% 44%

日本では女性は2割ほど

一方日本の状況を見ると、比較的女性の参加割合が高いと言われている日刊スポーツ豊平川マラソンのハーフ完走男女比は下記

2016年 日刊スポーツ豊平川マラソン完走者数

比率
高校-29歳 170人 63人 73%:27%
30歳-39歳 396人 100人 80%:20%
40歳-49歳 663人 135人 83%:17%
合計 1\229 298 80%:20%

東京マラソン2017では、出走男女比 77.2%:22.8% でした。

日本にもハーフ女子ブームはくるか?

今後、日本でも女子ランナーは増え割合は今よりも高くなるはずですが、アメリカほどは多くならないと思われます。
理由は、そもそも日本女子は走る必要がないからです。

アメリカ女性の30%は肥満と言われています。目標を設定しダイエットせざる得ない理由が彼らにはあるのです。

先日のNYCハーフマラソン中継ではダイエットに成功した女性ランナーが途中で紹介されていました。日本のマラソン中継ではまず見られないシーンです。

アメリカでは、BMI 30 以上の人を肥満と呼んでいる。2002年のデータによると、BMI 25 以上の人は、65.7 % であり、BMI 30 以上の子供は、16 % 以上です。このような害悪により、肥満は現代において早急に撲滅しなければならない重大な社会問題と見なされている。 参照:wikipedia 肥満

世界の女性肥満率マップ

世界の女性肥満率マップ 参照:wikipedia

一方、日本人女性の肥満率は3%ほど。わざわざ走って減量しようと思う人はごくわずかです。

日本の女性は単に走るだけでなく、スイーツマラソンやカラーラン、日焼けを気にしないムーンライトマラソンなど、楽しみを加味した大会、付加価値のある大会を嗜好していくことが予想されます。

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