100%完全防水ソックスで走ってみた

冬の雨

2月はマラソンシーズンですが、荒天の日も多く、大会当日の天気が気になります。寒さに弱いので100%完全防水ソックスは以前から気になっていました。

今回は100%防水ソックスのレビューです。使ってみたのは、sealskinzDexShell、どちらも100%防水と通気性を売りにしています。

結論:防水ソックスでも濡れる

結論から言ってしまうと、あるていどの濡れは防げますが100%完全防水は期待しないほうがいいです。ハードに使うと1回で水が染み込んでくる事もありました。(使い方が悪かったのかもしれませんが)

また、生地が厚いためゴワツキ感は否めません。マラソンなどのフィット感を重視するような競技には向いていないと思います。

sealskinz

sealskinzを試した時には、残雪がかなり残っている公園でフルマラソンをした時に使いました。数センチ積もった残雪はびちゃびちゃで一歩目で水が染み込んでくる状態です。
最初の2時間は全く濡れませんでしたが、その後、足先からじんわり濡れを感じました。外部からの浸水なのか、汗が溜まったのか、跳ね返り水が下って入ったのかわかりませんが、濡れました。一度濡れると水は外に抜けにくく、ゴール後に靴下を脱ぐと、水がチョロチョロと出てきました。ただし、濡れても冷えは感じませんでした。冷気はかなり防げる印象です。(走って温まっているので冷気をどれくらい防げるかは微妙ですね)

DexShell

DexShellはトレイルで使用しました。春先のべちゃべちゃトレイル&岩場もあるハード環境でした。
こちらも最初は、濡れ、冷えを全く感じませんでしたが5時間ぐらいすると濡れを感じました。というのも穴が踝のところにできてそこから水気が入ってきました。トレイルではなくロードだともっと耐久性はあるはずです。また、多少ゴアつき感が気になりました。

まとめ

個人的にはどちらも完全防水では無かったのですが、かなりの濡れ、冷えを軽減できるため、走り出す気分的は随分と違います。歩行やジョグ、短時間であれば完全防水かもしれません。また、生地が厚めなので、ぴったりとしたシューズを履いている方には締め付けがキツくなります。肉刺の原因にもなるので、防水ソックスを利用する場合はシューズと調整したほうがいいでしょう。

長時間の使用、ハードコンディションでは外部からの水濡れ、内部からの蒸れに完全には対応できず、濡れるので制約があることを承知の上で利用するようにしましょう。
山の雨天でテント泊する時などは活躍すると思います。長時間の場合には2足用意し履き替えるような使い方もいいかもしれません。

フルマラソン程度の距離であれば足元濡れても気にならない、和紙ソックスのほうが良いかもしれません。温まるまでは辛抱ですね(笑)

気になる新商品

sealskinzには新しいタイプの商品も出て気になります。もっと優しい値段だと嬉しのですが。

USのバイクギアメーカーShowers Passが出している防水ソックスCROSSPOINT WATERPROOF HI-VIZ CREW SOCKS(国内販売未定)
見た目からしてゴアゴアしているのでランニングには向いていないかも。
Crosspoint-Waterproof-Socks-by-Showers-Pass-3