【攻略】東京マラソン 2016

攻略ポイント コース中盤

集団走行で楽をする

15km地点の品川駅前を折り返して再び日比谷へと進みますが、折り返してから急に足取りが重くなる事があります。原因は風です。例年2月末頃の東京では北よりの風が吹きます。品川から都内へ向かう方角は北です。品川まで追い風で進んでいたランナーは、今度は向い風を受けながら走ることになります。
風に向かって走るコツは集団走行することです。集団の中盤から後方で走る事で、一人で走るよりも楽に進む事が出来ます。向かい風を感じる時は集団に付くか、せめて人の後ろに付いて行くことで体力を温存できます。
風が無い時でも集団走行は有効に機能します。人が走ると空気は人に添って流ていきます。それが集団となれば、流れは大きくなり追い風となるため、一人で走るよりも楽に走る事が出来ます。
また、東京マラソンでは、ゴールタイム3時間から30分間隔でペーサーを走らせています。一定のスピードで走るペーサーの周りは大きな集団になっているのでこれに付いて行くこともオススメです。

ポイント
 ・向かい風のときは集団走行が有効です

tokyo marathon

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余裕のあるペースとは?

品川〜日比谷〜銀座〜浅草〜銀座に至るルートは、見所や応援が沢山で、まさに東京マラソン冥利につきます。大声援を受けながら走るのは実に気持ち良いものです。応援している人には笑顔で応えたいですね。まだまだ先は長いのに応援に応えることもできないような無理なペースで走っても終盤までもちません。笑顔で声援に応える程度の余裕あるペースで走りましょう。

給食について

22kmの銀座から給食が始まります。内容は、バナナ、パン、トマト、梅干、チョコ、飴など。この後5km毎に給食エイドが用意されていますが、どのエイドも同じ物が提供されているわけではありません。どこで何が提供されるのか確認しておき、何を食べるのか決めておきたいものです。
空腹を感じなくとも食べれるのであれば少しでも食べておきましょう。疲れてくると何も食べれなくなることがあります。
ランナーが多い時間帯はエイドも混雑します。他のランナーにぶつからないように注意してエイドに近づき、立ち止まらずに走りながら給食を取りましょう。食べるのはしばらく離れてからのほうがいいでしょう。一度に沢山口に入れると飲み込むのが大変なので、少しずつ口に入れてゆっくり食べるようにしましょう。うまく給食を取れなくとも、コースを逆走することや立ち止まるのはあぶないので止めましょう。また、食べゴミは道端に捨てずにゴミ箱へ。疲れていてもマナーは守りましょう。
給食には数に限りがあるため、遅い時間帯に行くと食べ物が残っていない場合があります。コンビニなどでも補給できるように小銭を持っていると安心です。

ポイント
 ・食べれるときに食べておく
 ・ゴミはゴミ箱に
 ・コンビニなどを利用できるように小銭を持つ

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苦しいとき、走れないときの対応

浅草の雷門前を折り返して、浅草橋まで来ると30Km地点、残りは10キロ少しです。しかしここまでくると誰しも疲れています。30キロの壁って本当だなと言っている場合ではありません、ここからが踏ん張りどころです。持参したジェル等があれば、もう一度立て直しましょう。
痛みが出る場合もあるでしょう。膝裏や股の前後、腰などなど。筋疲労やエネルギー枯渇が主な原因です。ストレッチをしたり、エイドでしっかり補給すると痛みが改善される場合があります。無理して走らず、少し歩いてみるのもよいかもしれない。コンビニによって好きな物を食べたり、近くのランナーに話しかけてみるのもオススメです。人と話をすると気持ちが落ち着いて、痛みや苦しみからしばし解放されます。苦しいのは自分だけでなく、周囲のランナーも同じです。
時間に余裕があれば残りの距離を歩いても完走できます。10キロは、ゆっくり歩き、少し小走りを繰り返せば2時間で到着する距離です。痛みや苦しみはマネジメントできます。
諦めないで色々と工夫することが完走の秘訣です。

ポイント
 ・痛みが出たらストレッチしたり歩いたり
 ・沢山食べると痛みが消える場合もある
 ・人と話すと元気になる