【攻略】東京マラソン 2016

攻略ポイント コース後半とゴール後

ランナー

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自分のペースでできるだけ走り続ける

再び銀座を通過して築地へ、35kmの給水エイドを過ぎるといよいよ終盤です。体力的にも一番辛いところですが、残念なことに応援している人が少なくなり、細かな起伏とカーブも多いエリアに入ります。周りには歩いている人が多くなりますが、自分のペースを維持しましょう。ゴール地点まであと7km、歩けば1.5時間ですが、1時間でゴールに行くことをイメージして、できるだけ歩かないようにしたいところです。歩いても歩き続けないで、走りを交えて進むのがいいでしょう。

起伏の対応

終盤の最難関といわれている「佃大橋」の上り、元気な時なら何でも無い上りでも、ずっとフラットなロードを走ってきてからの上りは想像以上にしんどく感じます。ここは辛ければ無理せず歩いてもいいところ。それほど長い上りではありません。
上りは重心を前にして歩幅を小さくして、下りは力を抜いて、下りでも重心を前にしておけば、足へのダメージは軽減されます。

ポイント
・上りは重心を前にして歩幅を小さく
・下りは力を抜いて重心を前に

ラストスパート

佃大橋を過ぎても細かなアップダウンやカーブが続きます。また、風の強い日は海風が吹いて冷えることもあります。東京マラソンを初めて走る人にとってはゴールはまだかと気がめいる場所です。だめ押しで41km地点にも上りがあり、これが結構手前から見えるので、あそこを上るのかとガッカリ。でもゴールは目前です!
上りが終わるとラストスパート、右に曲がるとゴールゲートが見えます。最後は走ってゴールしましょう!
時計の計測ボタン止めて記録確認です。

ゴール

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ゴール直後

時間帯に寄ってはゴール地点は大混雑しています。完走の余韻に浸りたいところですが、次々に後続が来ます。記念撮影を済ませたらスタッフの指示に従って進むようにしましょう。
流れに沿って進むと、まずは計測チップを外してもらいます。その先で完走メダルやドリンク、食べ物をもらえます。ここでも立ち止まらないで、速やかに進むようにしましょう。
荷物を受け取るトラック周りは大変混雑していますが、スタッフにゼッケン番号を伝えると速やかに荷物を持ってきてくれます。
ビッグサイトはとても広いので混雑していてもスペースに困る事はないでしょう。ここで初めてゆっくりと完走の余韻に浸れます。

座ってしまうと疲れがいっきに出て一歩も動けなくなる事があります。血糖値が下がっているのかもしれません。預け荷物に軽食やスポーツドリンクなどを用意しておき、ゆっくりと補給すれば、また動けるようになります。バナナ一本でも食べればかなり元気になります。慌てずに対処しましょう。

マラソン大会後の食事について

ゴール後はプロテインやアミノ酸などを早めに摂取することで翌日の筋肉痛を軽減する事が出来ます。もちろん、きちんとした食事も早めに取るようにしましょう。胃がムカムカして食べれない事があります。そんな時は、無理して食べないで、水分やお茶等を飲んで、ムカつきが治まってから食べましょう。完走のご褒美なので好きな物を好きなだけ食べてもいいでしょう。

治療とケア

マラソンを走ると多かれ少なかれ痛みが出ます。入浴しながらでも痛みがある箇所を確認しましょう。
肉刺は水を抜いて消毒しておきましょう。
筋肉痛の場合はアイシングが効果的です。氷等で熱くなっている筋肉を冷やしましょう。風呂に入った時にシャワー水で筋肉を冷やす程度でも効果があります。冷やす事で炎症を抑え、また血流をよくすることで疲労回復を促進します。翌日以降も痛みや熱がある場合はアイシングを続けましょう。大会後三日目までは冷やし、四日目以後は暖める治療に切り替えましょう。痛みが酷い場合は医師に相談しましょう。