12月17日から18日にかけて明治神宮外苑の1周1324.56m周回コースで行われた第11回神宮外苑24時間チャレンジと2016神宮外苑ウルトラマラソン50km。2日とも快晴に恵まれ気温は低めながらもほぼ無風と良いコンディションだったこともあり好記録が出ています。
2016神宮外苑ウルトラマラソン50kmの結果
2017年にカタールドーハで開催予定(日程未定)の第3回IAU 50km世界選手権の代表選考会を兼ねた神宮外苑ウルトラマラソン50km走では、虻川岳(相州健児)が初優勝。
虻川選手は最終周回で逃げきれるかに思えた大林選手を逆転し5秒差で勝っています。女子はマラソン・トレイルランでも実績を持つ吉住友里が大会記録で初優勝しています。
50km走 男子結果 出走10名、完走6名
- 3:06:29 虻川 岳(相州健児)
- 3:06:34 大林 僚(TTランナーズ)
- 3:10:24 諏訪 通久(上州アスリートクラブ)
- 3:10:30 目移 和行(雫石町陸協)
- 3:14:43 小泉 淳(川口市陸協)
- 3:30:36 川内 鴻輝(モンテローザ)
50km走 女子結果 出走2名、完走2名
- 3:31:35 吉住 友里(吉本インターナショナルDreams)
- 3:33:17 藤澤 舞(札幌エクセルAC)
今回の結果と11月11日に開催された第2回世界選手権の結果と併せて、2017 IAU 50km世界選手権の代表内々定選手は以下となっています。
男子
- 風見 尚(33歳 愛知陸協)- 優先
- 虻川 岳(27歳 相州健児・神奈川)- 選考会
- 大林 僚(31歳 TTランナーズ・愛知)- 選考会
女子
- 吉住 友里(30歳 吉本ナショナルDreams・大阪)- 選考会
- 藤澤 舞(42歳 札幌エクセルAC・北海道)- 選考会
第11回神宮外苑24時間チャレンジの結果
神宮外苑24時間チャレンジには男子116名、女子33名の計149名が出走。
男子は石川佳彦(28 日亜化学・徳島)が263.127kmを記録し初出場、初優勝。女子は青谷瑞紀(43 24時間走チームJAPAN・東京)が230.609kmで2度目の優勝。
石川選手は、丹後100km優勝(7:08:01 2016)、サロマ100km12位(6:56:36 2016)など、すでに100kmでは実績を持っており、初の24時間ながら終盤までほぼイーブンペースで走り抜き263.127kmをマーク。263km越えは日本人として歴代7人目の記録となります。
青谷選手も12時間までペースをキープ、後半に大きく崩れることなく序盤のアドバンテージを保持したまま逃げ切っています。
24時間走 男子上位結果
- 263.127 石川 佳彦(日亜化学)
- 249.804 高橋 伸幸(JUA)
- 248.404 小谷 修平(川崎市陸協)
- 247.994 楢木 十士郎(糟屋郡陸協)
- 242.215 古北 隆久(M.HIRATSUKA)
- 241.926 大河原 斉揚(気象庁)
- 241.133 吉田 隆太(岡山県庁)
24時間走 女子上位結果
- 230.609 青谷 瑞紀(24HチームJAPAN)
- 228.809 松本 ゆり(クラブR2東日本)
- 222.760 岡 さゆり(TEAM ZERO)
- 200.293 柿崎 美惠子(輝走倶楽部)
この結果より2017 IAU 24時間走世界選手権(7月1-2日、英国・北アイルランド)の内々定選手は以下となっています。
男子
- 石川 佳彦(28歳 日亜化学・徳島)263.127 km
女子
- 青谷 瑞紀(43歳 24HチームJAPAN・東京)230.609 km
- 松本 ゆり(38歳 クラブR2東日本・東京)228.809 km
- 岡 さゆり(46歳 TEAM ZERO・東京)222.760 km
24時間走 上位選手のラップ
いかにペースを崩さず走りきるかが時間走のポイント。上位の選手達はもっとも辛い明け方の時間帯でも崩れません。走力を維持するために、時間帯に応じた補給、ウェアリングなど様々な工夫をしてレースに臨みます。
男子上位の時間毎ラップ
女子上位の時間毎ラップ
- 全選手のラップデータpdfはこちら 2016神宮24時間走ラップ表
- 1時間毎の距離記録一覧はこちら12時間まで、13時間以降
選手を支えるハンドラー(飲食物や必要なものを手渡す専用サポーター。選手は走りながら補給する)とエイドステーションも24時間戦います。