東京マラソン2016 車いす招待選手を発表

東京マラソン2016 車いす招待選手が発表されました。

車いすレースの国際化

10 回目となる東京マラソン、今大会より車いすレースの部が国際化されます。レース国際化により、先頭集団のスピード、駆け引き、42.195km 全てに緊張感と迫力がある大会になります。

車いすの現世界記録(男子)は、1999 年の大分国際車いすマラソン大会でハインツ・フライ(スイス)選手が出した 1 時間 20 分 14 秒。この記録は16年更新されていません。
東京マラソンでは、世界記録を望む高速レースにしたいと自身も車いすアスリートであり東京マラソン車いすレースディレクターの副島正純は語っています。

車いすマラソンはコースの起伏や路面の状態でタイムが大きく変わります。アボット・ワールドマラソンメジャーズの中でも、東京マラソンは起伏が少なく、路面も綺麗で好タイムを望めるコースになります。問題なのは当日の気象条件です。これまでの東京マラソンでも雨や風に苦しめられ、なかなかタイムが伸びませんでした。

今回男子は、2015 年ロンドンマラソン兼世界選手権優勝者のジョシュア・ジョージ選手、2015 年シカゴマラソン優勝者のクート・フェンリー選手、2015 年ニューヨークシティマラソン優勝者のエルンスト・バンダイク選手。この 3 人が入ることで力強いレースに変わると考えています。

この世界のトップ選手に対し、国内の洞ノ上山本吉田鈴木選手がどう仕掛けていくのか。国内選手にとっては、今大会はリオデジャネイロパラリンピックマラソン選考大会になっています。総合 3 位以内で国内 1 位、1 時間 28 分 30 秒以内をクリアすると推薦枠が獲得できます。国内選手はこの内容も念頭に置き、果敢に攻めてもらいたいです。

女子は、東京マラソンを 8 連覇し、コースを熟知している土田和歌子選手が、2015 年のボストンマラソン、ロンドンマラソン兼世界選手権、シカゴマラソン、ニューヨークシティマラソンを制しているタチアナ・マクファーデン選手とどのようなレースを展開していくのか楽しみです。

男子招待選手

NOName出身所属申請タイム申請記録年記録大会PB
1001エルンスト・バンダイクRSA南アフリカ1:30:542015ニューヨーク1:18:27
1002クート・フェンリーAUSオーストラリア1:30:462015シカゴ1:18:51
1003ジョシュア・ジョージUSAアメリカ1:31:312015ロンドン1:22:55
1004洞ノ上浩太福岡ヤフー1:26:452015大分1:20:52
1005山本浩之福岡1:25:022015大分1:23:16
1006吉田竜太東京SUS1:27:382015ソウル1:27:38
1007鈴木朋樹千葉関東パラ陸上競技協会1:36:062015大分1:30:36
1021副島正純長崎ソシオSOEJIMA1:25:152015大分1:18:50
1022西田宗城大阪バカラパシフィック1:25:162015大分1:25:16
1023久保恒造北海道日立ソリューションズ1:27:422015ソウル1:23:24
1024渡辺勝福岡TOPPAN1:30:512013オエンジンゲン1:30:51
1025吉田高志大阪大阪ランナーズ1:34:312013大分1:32:57
1026西勇輝東京国士館大学1:37:402015大分1:37:40
1027ジョン・スミスGBRイギリス1.40.362015ニューヨーク1.40.36

女子招待選手

NOName出身所属申請タイム申請記録年記録大会PB
1101タチアナ・マクファーデンUSAアメリカ1:43:042015ニューヨーク1:35:06
1102アマンダ・マグロリーUSAアメリカ1:45:552014シカゴ1:36:39
1103土田和歌子東京八千代工業1:38:072013大分1:34:06
1121中山和美神奈川アクセンチュア1:54:362013大分1:54:36