【攻略】長野マラソン

エントリーが済んだら宿泊予約

宿泊施設をいかに確保するか、これもまた、走力に関係無いけど長野マラソン完走には必要な能力となっています。
長野市内だけでは1万人のランナーを受け入れるだけの施設数が足りておらず、大会側では隣接する千曲市、上田市、小諸市、信濃町に宿泊エリアを確保しています。
近くに宿泊予約できればまだマシです。ぼんやりしていたら宿泊所をどこも予約できませんでした、ということにもなります。
エントリーがすんだら直ぐに長野市周辺の宿泊地を予約するという流れが長野マラソンなのです。

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宿泊予約のテクニック、残念ながら、攻略方法はよくわかりません。(長野マラソンのサイトにはJTBの宿泊案内がありますが電話殺到するでしょうね。。)
最近ではAirBnBというサービスを使うと意外に安く宿泊場所が確保できたりします。
以上です。

と言ってしまうだけでは申し訳ないので、
そもそも、この問題って何故起こっているのか考えてみました。

長野マラソンは前日受付=前泊

長野マラソンのスタート時刻は、8時半と珍しいのですが、これは前日受付、前泊を必須にしている運営側の口実のように思えてなりません。

大会側としては宿泊して欲しいとの気持ちは理解できます。しかし、市内の宿泊施設は少なく、近隣エリアに分散してなんとか参加者を前泊させている状況です。
それでも宿泊予約できなかったため、エントリー済みだが参加を見送ったという声があります。

このような状況は他の地域でも起こっている問題です。地方大会の増員したい思惑と受け入れキャパとの問題は、結果的に双方の満足度を下げて、継続的な大会開催の支障になっています。

ところが、長野県全体で見ると話は別です。実は、長野県は、県別宿泊施設数は全国一位です。県全体で見ると受け入れキャパは充分なのです。

長野県の宿泊施設数は、全国的平均と同じく年々減り続けていますが、まだ6000を越える宿泊施設があり、中でも簡易宿泊所(民宿やペンション)が半数以上です。これらをうまく活用するれば、県内で瞬間的に3万人程度の受け入れは充分に可能なはずです。

長野県の宿泊施設数
長野県の宿泊施設数

残念なことに宿泊施設数は全国一位ですが、その稼働率は45%以下と全国の平均よりも低く厳しい状況です。

長野県の客室稼働率
長野県の客室稼働率

参考資料:
長野県観光部観光企画課 統計から見る長野県観光の現況 平成25年9月 
観光庁 観光統計 平成27年3月26日 宿泊旅行統計調査(平成26年10月~12月・平成26年・年間値(速報))

長野マラソンの定員数を増やすために

長野県は広いため、山間部のペンションから長野市内へのアクセスに車で2時間以上かかるようなところも多く、現実的には県内全ての宿泊施設をマラソン大会のために利用するというわけにはいきません。

それでも、長野市内から少し離れたことろ、今よりももう少し広いエリアの宿泊施設を使えば定員は増やせるはずです。
南は松本市内あたりが限度でしょうか。白馬や菅平であれば車で一時間程度で長野市内にはアクセス可能です。軽井沢からは新幹線で45分です。
それに、宿泊エリアを広くするには、スタート時刻をもう少し遅くする必要があるかもしれません。

スタート時刻を遅くすると、当日受付でいいのでは?という声も出てくるかもしれません。
その場合、離れたエリアでは、前日の受付やゼッケン受渡は各宿泊地にて行うようにすれば、不満の声も少なくなるのではないでしょうか。
まとめると、次のような対応をすれば、もっと広いエリアの宿泊施設を活用でき、来年、再来年と定員増加できる可能性があるのではないでしょうか。

1.スタート時刻を1時間遅らせ9時半にする
2.前泊必須とし参加者は割引
3.宿泊地でゼッケン等を受け取る
4.宿泊地からの送迎サービス

大会要項

名称長野マラソン
開催日2017年4月16日(日) 午前8時30分スタート
制限時間5時間
種目マラソン(42.195km)
日本陸連公認、AIMS公認
定員10,000 人 (うち視覚障がい者の部50人)
参加料金10,800 円(税込)
エントリー方法インターネット、コールセンターにて ※先着順
申込開始:2016年10月22日(土)午前10時から
大会要項詳細リンクhttp://www.naganomarathon.gr.jp/

コース概要

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