青山学院大学 陸上競技部監督 原晋のバイブル

今年の出雲駅伝、青山大学の快勝は記憶に新しいく順調な仕上がりを見せていました。
11月の全日本大学駅伝には神野キャプテンが復帰するようなので、どのような走りをするのか楽しみですね。

青山大学が強くなった立役者の原晋監督とはどんな人物か?指導内容は?
気になっていたので(やっと)本書を読みました。

魔法をかけるというタイトルからして、原晋の人柄が現れています。
そう、軽いんです、この方。

ガチの体育会系や理論派でクールとかではなく、一見どこにでもいそうなおじさんです。でも。仕事では、PDCA回せるできる営業マンといった感じ。

強くなるためにどのようなトレーニングや秘策を用いているのか?
そこは企業秘密なので、具体的には記載されてないのですが、ヒントは書いてます。

トレーニング方法は、「リディアード」と「マラソンの真髄」この2冊を参考にしたと彼は言っています。

リディアードの理論とトレーニング方法は、いまでも十分に通用すると思う。私の陸上理論の基本となるもので、凡百の最新理論など足下にも及ばない説得力がある。
また、そのリディアードの練習方法をいち早く取り入れた名ランナー瀬古利彦さんの著書「瀬古利彦 マラソンの真髄」は、リディアード理論に基づいたトレーニングの実践、成果が詳述されている。

154ページ参照

この2書が現在進行形の青山大学を率いる人から聞けたことが新鮮でした。そして、素直だなと感じました。
この2冊、ランニングの理論や指導などされている方では誰でも読んでいるような書籍です。

どちらも良いトレーニング書籍ですよ。
なぜ良いトレニーニング書か?単純に実績があるからです。

もちろん、魔法をかける‥に記載されていない、トレーニングや指導内容、数字などたくさんあるはずです。
でも、この2冊をベースとして組み立てられている指導内容で青山大学が10年で優勝校にまで成長したことが、とても清々しく、ますます青山大学を応援したくなりました。
そこに至るまでには、トレーニング方法だけでなく、原晋という人物が大きく寄与していることは言うまでも無いですね。

「マラソンの真髄」は中古しかないんですね。最安で146円(2015/10/22)ですw 読んだこと無い方は是非。