第43回 BMWベルリンマラソン2016 注目選手

マラソン世界記録が度々出ているベルリンマラソン。今年も強力な選手がエントリーしており高速展開、記録への期待がかかります。
現地時間2016年9月25日(日)9:15(日本時間25日16:15)スタートです。

男子の注目選手

男子の注目選手は、2013年ベルリンで2時間03分23秒の世界記録(当時)で優勝したウィルソン・キプサング(KEN)。

インタビューではベルリンに向け良いトレーニングができており、自己ベストあるいは新記録を狙うと語っています。

“My training has been good and I have finalised the hard training. I’m ready to face the other competitors and my focus will be to run my personal best and even break the world record,”

トラック5000メートルと1万メートルの世界記録保持者であるケネニサ・ベケレ(ETH)。マラソン記録は2時間05分04秒(2014パリ優勝)の更新を狙っています。

2人ともリオ五輪枠を蹴ってベルリンに絞って調整してきたようです。

また、キプサングより速い2時間03分13秒(2014)の記録を持つエマニュエル・ムタイ(KEN)。2015年はロンドン11位、ベルリン4位とイマイチ。ベルリンでの復活にかけています。

他には、世界ジュニア記録2時間04分32秒(2014)保持者ツェガエ・メコネン・アセファ(ETH)、ビンセント・キプルト(KEN 2時間05分13秒)、エリウド・キプタヌイ(KEN 2時間05分21秒)、エバンス・チェベット(KEN 2時間05分33秒)など2時間4分台を狙える選手が8人も参加、高速集団でのレース展開が予想されます。

女子の注目選手

女子レースの優勝候補はエチオピアのアベル・ケベデ。ベルリンには3回出場し優勝2回、2位1回と相性の良い大会です。

日本選手

日本からはエリートに4人登録。注目は、川内 優輝(埼玉県庁)PB2時間08分14秒と岩出 玲亜(ノーリツ)PB2時間24分38秒です。
世界のトップとどこまで戦えるのか期待します。

ベルリンマラソンの特徴

コースはフラットで世界屈指の高速コース。大会記録は、男子がデニス・キメット(ケニア)の2時間2分57秒(2014 現世界記録)、女子が野口みずき(日本)の2時間19分12秒(2005)である。日本人女子の歴代最速記録も3位までは、すべてベルリンマラソンにおいて達成されています。

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  • コースは高低差20mと勾配が少なく幅が広いため走りやすい
  • 市内名所の建築物が目標となり距離が把握しやすい
  • 9月の平均気温が約15℃と走りやすい
  • 応援者が多く声援と音楽で盛り上がる

日本からの参加者も多く、2016年大会にはマラソン307人、車いす2人がエントリーしています。

開催日2016年9月25日(日)午前9時(現地時間)
コースベルリンの壁などの名所を回りブランデンブルグ門にゴールする周回コース
種目と参加費フルマラソン、エリート:98ユーロ
インラインスケート:68ユーロ
車いす、ハンドサイクリスト98ユーロ
他、ミニマラソンなど
なお2017年大会から98→108ユーロに値上げされるようです
エントリー大会前年の10月19〜11月1日
抽選結果大会前年の12月初旬
参加者4万人
制限時間6時間15分
その他計測チップレンタル6ユーロ、購入31ユーロ
Tシャツ30ユーロ
メダル9ユーロなど
ベルリンマラソンコース

Die BMW BERLIN-MARATHON Streckenanimation from SCC EVENTS on Vimeo.