東京マラソン2017の新コースが気になります。東京都によると新コースの目的は2つ「東京の素晴らしさを内外に一層アピールする」とともに、「記録をねらえる高速コースにする」ということ。
旧コースは、35kmすぎの佃大橋をはじめとしたアップダウン、海辺の風の影響から記録が出にくいと言われてきました。
これまでの東京マラソンの最高記録はこちら。
- 男子 ディクソン・チュンバ 2時間05分42秒(2014)
- 女子 ヘラー・キプロプ 2時間21分27秒(2016)
世界のトップは男子2時間3分前後、女子は2時間20分前後で戦っていることを考えると、少しコースに難があったかもしれません。
また、従来のビッグサイト横に設けられていたゴールは殺風景で、応援も少なく、ベルリンマラソンのブランデンブルグ門ゴールなどに比べると見劣りしていました。
新コースでは東京駅の正面、皇居方面に向かってゴール。溢れんばかりの応援者が取り囲み、印象的なゴールシーンになることは間違いありません。ここをゴール地点にした某都知事の判断は英断と言えます。
ということで、新コースを試走(下見)してきました。試走と言っても本番の道路を走ることはできないので、歩道を進み道路の様子を伺う、アップダウンなどを確認するという内容です。
今回は地図の黄色部分を中心に。時間の都合で途中までしかできませんでしたが。
飯田橋スタート
いきなり飯田橋からスタート。今回は新コースの試走が中心なので、旧来のコースについては他を参考にしてください。
飯田橋駅を過ぎると歩道橋が見えてきます。次の信号を左折します。
飯田橋一丁目交差点 約6.5km地点
ここを左折します。ここから新コースです。

西神田交差点 約6.8km地点
専大前交差点 約7.1km
靖国通りには中央分離帯があります。大会当日に全車線を進めるのであれば、この先右折が多いので、右側を進んだ方が良さそうです。
須田町交差点 約8.4km
靖国通りから中央通りへ。大きく右折しているので、右端を走行している場合、巻き込みに注意。
ここから日本橋までほぼ直線です。10kmの方はここからスパートしても直線なので危険は少なさそうです。

日本橋の高級デパート通り。たくさん応援者がいそう。三越前あたりで9.8km。
日本橋 10km
10kmのゴール地点。コース図をよく見ると橋を渡ったところがゴールのようです。
日本橋にはすぐそばに道路元標があり、関東を通る主要国道の起点になっています。10kmコースは皇居前を走れなくなったのは残念ですが、日本橋がゴールというのは、それに劣らない素晴らしいゴール地点だと思います。
試走される方には、このあたりはゆっくり見て欲しいところです。
この先を左折すると旧来のコースになり浅草へと進みます。

飯田橋からここまでほとんど高低差はありません。全くフラットです。道幅は広く、混雑していなければ非常に走りやすい箇所です。
靖国通りは平日も休日も人通りが多いので、試走の際には歩行者に配慮してゆっくりと進みましょう。
続きは後編で。すみだ川を渡って両国-門前仲町と東京駅ゴールについてです。