NYCマラソン主催団体を提訴 「参加者を抽選で決める権利なし」

元記事:NYCマラソン主催団体を提訴 「参加者を抽選で決める権利なし」(Bi-DAILYSUN)

なんでも訴訟してしまうアメリカですが、マラソン大会の抽選が気に入らないという理由で、「ニューヨークシティ・マラソン」を主催する非営利団体、ニューヨーク・ロードランナーズが抽選で大会参加者を選ぶのは違法であるとして、マンハッタン区連邦地方裁判所に集団訴訟を起こしてしまいました。

起訴状によると、抽選を行う権利は州だけにあり、同団体が抽選を行うことは州憲法に違反するとして、2010〜15年に数十万人の出場希望者から集められた返金不可の11ドルの申込金合計額のおよそ2倍にあたる、1056万ドル(約12億5000万円)の損害賠償を求めている。原告らはまた、同団体が州賭博法の規定に従うまで、現在行うような抽選を禁止するよう裁判所に求めている。

なんで2倍かわかりませんが、それだけ頭にきてるってことでしょうか。

大会には毎年、申請者の18%未満しか参加できないというが、15年には申請者8万人のうち14%だけにとどまったという。抽選で選ばれると、さらに216〜347ドルの参加費が必要となる。原告の2人も参加申請をしたが、これまで抽選で外れていた。

いやいや、当選倍率は東京マラソンのほうが酷いです。10倍ですから。10回連続落選している人を何人も知っていますよ。

それにしても参加費が高い。アメリカのマラソン大会参加費が高額なのは、大会警備にあたるポリス達の費用も大会負担だからだそうです。
メジャーな大会だと大体2万円は超えています。もちろん地方の草レースで安くて美味しい大会も沢山あります。

日本の場合、大きな大会だと自治体が一部負担してくれているところもあるので参加費は安く収まっています。ありがたい話です!日本は良い国。

話を戻しますが、エントリー抽選がダメだとなると、やっぱり早いもの勝ちってことを希望されているんでしょうか?

これだけの規模のエントリーを早い者勝ちにしてしまうと、うまくエントリーできて走れる確率はやっぱり同じぐらいと思いますけど、、

ニューヨークシティ・マラソンを訴訟までして走りたい、そこまでやっても走りたい、やっぱり走るのを愛しているってことなんでしょうね。

彼らが何回NYCマラソンのエントリーに落ちているかわかりませんが、5回連続で落ちてたら、優先エントリーさせてあげるなどの救済措置が設けられるといいですね。