【攻略】青梅マラソン コースレコードで賞金500万円

青梅マラソンとは?

青梅マラソンは、青梅市で毎年2月に開催され約2万人の参加者が走るマラソン大会です。2016年は50回記念大会として賞金も用意されています。30kmと10kmの2種目が行われ、1977年にはすでに全種目での定員が15,000人になっており、スタート後の混雑は昔から有名です。

青梅市は関東山脈が平野部と接するところにあり、青梅マラソンコースも山間を走るコースになるため道幅は狭く、結構な勾配があります。また、時期的に直前に降雪となることも多く、大会当日に市民総出で除雪作業を行い開催したことも1度ではないが、中止となったことも。

例年2月第3週日曜日で開催されていましたが、2007年、2008年の東京マラソンが同日での開催になったため、2月中旬での開催に変更。
2010年以降の東京マラソンは2月最終週での開催固定となったため、青梅マラソンは2月第3週日曜日での開催で固定しています。
青梅マラソン

今年の招待選手とスターター

30キロ男子の部

氏名出身所属30キロPB
川内 優輝(28)埼玉県埼玉県庁1:29:31
ヤレド・アスメロン(36)エリトリア星槎AC1:30:16
ギザエ・ミッチェル(21)ケニアスズキ浜松AC1:02:27(ハーフ)
山口 祥太(30)三重県富士通1:31:28
松村 陣之助(20)山口県城西大学1:02:46(ハーフ)
濵登 貴也(20)岩手県東京国際大学1:06:57(ハーフ)

30キロ女子の部
氏名出身所属30キロPB
天児 芽実(25)新潟県キヤノンアスリートクラブ九州1:46:52
吉田 香織(34)埼玉県ランナーズパルス1:10:18(ハーフ)
永尾  薫(26)千葉県ユニバーサルエンターテインメント1:10:32(ハーフ)
和久 夢来(20)栃木県ユニバーサルエンターテインメント16:04:45(5000)
阿部 ゆかり(24)東京都パナソニック1:13:19(ハーフ)

また、30キロの部のスターターは、瀬古利彦さん(DeNAランニングクラブ総監督)、10キロの部のスターターは、高橋尚子さん(シドニー五輪女子マラソン金メダリスト)が務めます。

今年のフィニッシャータオル

明星大の学生がデザインした50回大会記念タオルが完成。 制限時間内に完走した人に贈られます。
明星大の学生がデザインした50回大会記念タオルが完成。
制限時間内に完走した人に贈られます。

大会要項

開催日2016年2月21日(日)
コース30km[青梅マラソン日本陸連公認コース]
東青梅4丁目→川井(折り返し)→青梅市総合体育館前
10km[青梅マラソン日本陸連公認コース]
東青梅4丁目→日向和田(折り返し)→青梅市役所前
スタート30km…11時30分、10km…9時30分
競技終了時間30km…15時30分、10km…10時50分
定員1万9000人
30km…1万5000人
10km…4000人
種目30キロ、10キロ 男女共に高校生以上
主催青梅市/報知新聞社/公益財団法人東京陸上競技協会/
青梅市陸上競技協会/一般財団法人青梅マラソン財団
主管青梅市陸上競技協会
後援公益財団法人 日本陸上競技連盟/青梅市教育委員会/
一般社団法人青梅市体育協会/奥多摩町/読売新聞社/日本テレビ放送網
大会要項URLhttp://www.ohme-marathon.jp/about/

大会要項について詳しくみていきます。

種目について

青梅マラソンは、毎年30kmコースと10kmコースの2種類が用意されています。
30kmは、フルマラソンより距離の短いですが高低差は85m、累計高度200mほど(ルートラボ計測)あります。10kmコースも同じく高低差がありますが、30kmコースと違ってあるのは緩やかな坂道のみ。
30kmコースも10kmコースも、スタートは同じ青梅市の日本たばこ産業前。30kmコースは奥多摩町川井での折り返し、10kmコースの方は日向和田まで進んで折り返すコースです。単純に説明するとスタートして上って折り返し、下って戻る往復コースです。

青梅マラソンコース

参加費

30km 7,000円、10km 5,000円高校生3,000円
残念なことにこれまで5,000円だった参加費が7,000円に値上げされました。わりとリーズナブルな大会だっただけに残念です。また、10kmの部にはチーム戦エントリーがあります。最大5名のエントリーで上位3名のネットタイムで競い合うもので、今回で4回目の実施。チーム戦としてのエントリー費用は無料です。

市民優先枠

青梅市民は、優先的に青梅マラソンに参加できる優先枠が設けられています。青梅市民優先枠は、その年の夏ごろから青梅市在住であれば応募することができます。優先枠に応募して落選してしまっても、一般参加の枠に応募できます。申込は往復ハガキにて。

荷物預け

手荷物預かりは有料500円です。ですが30kmの部のみ対応、しかも先着1500名のみとなっています。また、手荷物預かりとは別に貴重品預かり(有料100円)は、制限なく預かってもらえますが、スタート前はかなり混雑するので、早めに預けるようにしましょう。
この待遇の悪さは、青梅マラソンでは以前から問題視されていたことですが、未だに解決していません。多くの人は、体育館やそこらへんにビニールや新聞で包んだままで放置しています。あまり問題になっていませんが、改善してほしいところです。

当日のアクセスとトイレ

青梅マラソン会場

大会当日の朝の中央線の激混み具合は想像に難くありません。ほとんどのランナーは電車で会場へアクセスします。間違っても山間の青梅へ車で乗り入れることは止めましょう。車で行くなら前夜から。朝行っても会場に到着するのは相当な時間を要します。

JRでは特別指定列車を動かしていますが個人的には利用したことがないので、どの程度の混み具合か未知数です。

トイレも立川駅からすでに激混み、河辺駅は言うに及ばず。更衣できる体育館や病院なども長蛇の列です。
わりと空いているのが、河辺駅北口近辺のコンビニです。スタート地点とは線路を隔てて反対側ですが、長蛇にならぶよりも心が休まります。いくつかあるのでチェックしておきましょう。

河辺駅周辺のコンビニ

50回記念大会 青梅マラソンの歴史

第一回大会は1967年3月5日、「円谷選手と走ろう」をキャッチフレーズに開催されました。当時は一般市民が参加できるマラソン大会は無く、著名なランナーと一緒に走れるということで有名になりました。

第一回から今と同じく30kmと10kmの2種目で開催され、参加者は一般30km337名(完走251名)、高校生10km155名(完走117名)。30kmの優勝は、若松軍蔵さん 1時間36分14秒、10kmは久宗恒夫さん、31分32秒でした。

青梅マラソン歴史

第2回大会から2月開催、第4回大会で全種目1,000人以上が参加、最年長は72歳のランナーも走っています。

第9回大会から「ボストンマラソン」と姉妹提携(海外提携日本初)。この時の参加者は、一般30km3,003名(完走2,302名)、高校生10km344名(完走289名)、壮年10km638名(完走604名)、女子10km102名(完走102名)でした。1977年11回大会で1万人越え、海外から多くのランナーが参加するようになっています。

それから50年の時が経った今、30kmという珍しい距離、マラソン大会過多な状況にもかかわらず、毎年関東を始め全国から多くの市民ランナーが参加しています。

瀬古利彦、早田俊幸、高岡寿成、谷川真理、高橋尚子、野口みずきなど著名な日本のランナーも数多く参加、2016年大会では川内優輝選手も参戦を表明しています。
また、毎年スターターには各界の著名人が務め、過去には長嶋茂雄、瀬古利彦、朝原宣治、高橋尚子、吉田沙保里、杉山愛などが観衆を沸かせています。

青梅マラソン種目