オリンピック大会期間中、選手たちは決められたホテルの決められたシェフが提供する食事を食べなければいけないルールですが、事前の調整期間などは基本的に何を食べても良いことになっています。
しかし、現地の食事には注意が必要との報告もあります。
現地の治安の悪さ、ジカ熱への脅威が叫ばれているが、選手を危険にさらすのは、それだけではない。ブラジル国内での食事にも細心の注意を払う必要があるのだ。
現地の食事が日本人の口に合わないだけではなく、怖いのが食中毒。実際、昨年から今年にかけて行われた各競技のプレ五輪では下痢や吐き気などの食あたりとみられる症状を訴えた選手が少なからずいた。宿舎のホテルで取ったサンドイッチなどの軽食にあたったケースもあったという。
日刊ゲンダイ 2016年7月9日記事より
JOC(日本オリンピック委員会)では、JISS(国立スポーツ科学センター)や味の素ナショナルトレーニングセンターのスタッフを帯同させ、また、ガイドブックを配布し、選手のコンディションを維持できるように指導しています。サッカーチームには、日本代表専属シェフの西芳照氏が帯同するようです。
ブラジルへ。応援よろしくお願い致します。 pic.twitter.com/YcMQmbGy0P
— 西芳照 (@dream24_nishi) 2016年7月21日
オリンピック・パラリンピック夏季競技大会ガイドブック
●大会概要
●リオの基本情報
●地図(競技会場と選手村)
●主要競技会場と選手村周辺食環境
・選手村周辺における食料品店の位置関係
・リオ市内スーパーで購入できる食品について
・リオ市内スーパーで購入できる日本食材について
・リオ市内の飲食店
●選手村レストラン
・食事のとり方
・栄養成分表示の見方
●日本からの事前準備食品
●機内での過ごし方
最近では、他人に頼らず、自ら自炊しコンディショニングを行っている選手も少なくありません。拠点を海外に移していた競泳の北島康介選手やサッカーの川島永嗣選手などは自炊していました。
「味の素ナショナルトレーニングセンター」では施設で選手たちに提供されてきた料理が「勝ち飯」として公開されています。
「何を食べるか」ではなく「何のために食べるか」というテーマを持って食べることが大切とし、「つよい」カラダ、「はやい」カラダ、「ながい」カラダづくりなど、
自分の目的にあった献立や栄養を知って、自分だけの勝ち飯を勧めています。
最低限の食事は、自分で作れるようになっておきたいもの。小さいころからの食育や家庭環境も大事な要素です。
定番の勝ち飯レシピ!
オリンピック日本代表の食事プログラム 強い子をつくる「勝ち飯」レシピ: JOC・味の素KK「ビクトリープロジェクト」 (実用単行本) |