世界でもっともタフなレースの一つスパルタスロンが明日9月30日7時（日本時間同日13時）にスタートします。
アテネからスパスタまでの246kmを36時間で走破するウルトラマラソン最高峰。大会詳細についてはこちら。

今年のエントリーは41カ国から393人。日本からは58人。これはギリシャ勢61人の次に多い人数です。ドイツからの参加者は32人と例年に比べ少なく、お国の事情などあるのかもしれません。

丁度ドイツではGOLDSTEIG ULTRARACE 2016（661kmのロングトレイルレース。2015大会についてはこちら）が開催されていますが、今年はテロや拉致の懸念からか、参加者は去年より少なく、ランナーはゼッケンを着けず密かにスタートしたそうです。

同様の懸念はギリシャにも。外務省によれば、ギリシャでのテロ組織の存在は確認されていないものの、テロ組織に関係する者の潜伏の可能性や、反体制武装組織による爆破事件が確認されており、今後大きなテロ攻撃を起こす可能性も排除できないことから、注意が必要としています。

日本人を誘拐やテロ攻撃の直接の対象とする可能性は低いと言われていますが、何の保証もありません。特にヨーロッパ周辺では危機管理意識が以前よりも必要となり、大会だけに集中して楽しむことができなくなったのは残念です。

万が一の時の生き延び方について、こちらを見ておくといいかもしれません。
拉致されたり人質になったりした場合の生き延び方

スパルタスロンが何事もなく無事に開催される事を願います。

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